■ダイナミックヒーローズについて■
私は「ダイナミックヒーローズ」には、まったく興味がありませんでした。なので、本編は初回の無料分を見たのと、友人に単行本をチラッと見せてもらっただけです。
でも、このたび最終回を迎えたと聞いたので、最終回だけ読んで参りまして、軽〜く感想など書いてみたいと思います。と言いましても、内容を全然知らない私には、本来感想なんて書く資格はないと自分でも思うんですが、お話の内容にはほとんど触れてませんので、お見逃し下さい。
実は、「ダイナミックヒーローズ」が始まった時、私はあの甲児くんの顔がちょっと苦手であんまり見たくなかったんです。今回赤いガードスーツ姿の甲児くんを見ても、やっぱりちょっと違和感はあったんですが、以前ほど苦手じゃありませんでした。考えてみるに、あの甲児くんは眉が太くてＺっぽいから、グレンの衣装を着ると変だったんでしょうか。でも、顔自体はＺというよりグレンっぽいんですよね。特に目とか鼻あたり。うーん、うーん、自分でも何故苦手だったかはよくわからないんですが、今回はさほど苦手じゃなかったし、ヘルメットを被ると一切の違和感がなくなったので、それでよしってことにしておきます。
他にも、キャラの顔中心に違和感は多々あったんですが、それは結局、好みの問題だから仕方ないですよね。最初からちゃんと見ていれば、キャラの顔にも馴染めてたんだろうと思います。あ、でも、明くんと美樹ちゃんには全く違和感ありませんでした。可愛い♪
最終回を見て良かったなーと思ったのは、赤いガードスーツの甲児くんがさやかさんと一緒にマジンガーＺに乗ってる図が見られたのと、カップリング的には甲児×さやかと言える状態で終わってたことかな。いくらこういう企画ものの話とはいえ、やっぱりそこんとこは私にとっては重要なので…。
残念だったことは、最終回しか見ていないため、鉄也とジュンを見られなかったことです。ロボットが来た時、操縦者の顔も入れて欲しかったなぁ…。
…とまぁ、こういうことを先日掲示板に書いたんですが、そのあと、「ダイナミックヒーローズ」ネタの小説を書きながら思ったこともちょっと書いておきます。
ああいう小説を書いておいて何ですが、私としましては、さやかさんとマリアちゃんは顔を合わせて欲しくなかったなー…と思ったんです。
今回の場合、私には甲児×さやかに見えたから嬉しかったですが、これが逆に甲児×マリアっぽいラストだったとしたら、絶対面白くないと思うんですよね。今回のあのラストを見て、甲児×マリアの方は面白くなかったんじゃないかと思うと、なんかちょっと、ひっかかりが残るんです。
それならいっそ、二人が顔をあわせずに終わった方が、お互い嫌な思いをせずに済んだんじゃないか…なんて思ったりして。
そういう意味でも、私は、Ｚ＆グレートと、グレンダイザーは分けて考えたいんです。
出ているのが「兜甲児」という名前のキャラである以上、なかなか割り切れないものはあるんですが、グレンの甲児くんだったら、大介さんと幸せに暮らそうが、マリアちゃんとくっつこうが、別に構わないんです。
たとえば、昔、グレンの同人誌を作ってらした方々は、見事にさやかさんのことやＺのことを無視して下さったので私でも楽しく読めましたし、Ｚを知らずにグレンを見たフランス（？）の方々なら甲児×マリアなんだろうなと思うし。
でも、マジンガーＺの甲児くんは絶対に駄目。さやかさんじゃないと許せません。
そこのところが、私の気持ちの中の微妙なところなんですよね。
私も昔は必死で「マジンガーＺ」と「グレンダイザー」を同じ世界の話として考えようと努力しておりました。でも、その頃作っていたのはマリアちゃんが振られる話ばかり。グレンの甲児くんにとって、マリアちゃんは「妹」でしかないとは思ってても、彼女が出てきたためにさやかさんがグレンに出られなくなったような気がして、私はマリアちゃんがすごーく邪魔だったんですね。結果、マリアちゃんが振られる話ばっかり考えてたってわけです。
でも、Ｚ＆グレートとグレンは別の世界でいいや…と思うようになってからは、以前のようにマリアちゃんが嫌じゃなくなったし、作るようになったのは甲児くんとさやかさんはじめＺ＆グレートのキャラが楽しく騒いでる話ばかりになりました。
そういうことを考えても、私にとっては、分けて考えた方が精神衛生上いいし、自分で自分が嫌にならずに済む手段でもあるんです。
だって、たとえアニメのキャラとはいえ、他人の不幸せを望むなんてあんまり楽しいことじゃないですもんね。
グレンに対する心の整理をつけるため、１本だけ、マリアちゃんが振られる話を形にしましたが、昔と違ってあのときは、マリアちゃんにもひかるさんにも負の感情を抱かずに書いたと断言出来るので、自分の中ではＯＫです。もっとも、甲児×マリアや、大介×ひかるの方々に見せたいとは思いませんし、これ以上そういう話を書こうとも思いませんけど。
そういうこともあるので、結局私は、Ｚ＆グレートとグレンが同じ世界に存在する物語は、心から楽しむことは出来ないなーと思った、「ダイナミックヒーローズ」でした。
■マジンガーエンジェルについて■
これもまた、まったく興味ありません。というより、はっきり言って私は駄目です。
何故かというと、ダイアナンにひかるさんが乗ってるから。
甲児くんとマジンガーＺ、さやかさんとアフロダイＡ・ダイアナンＡは、単なるロボットと操縦者…という以上の絆があると思うんです。そして、私が「マジンガーＺ」という作品に惹かれたのは、その部分にこそあるんですよね。
だから、頭数が合うからといって、安易にひかるさんを操縦者にするなんて、私にとっては言語道断なんです。たとえて言うなら、マジンガーＺに大介さんを乗せて戦わせるようなもの？ いえ、サンライズキャラが乗るぐらい私にとってはありえないことなんです。
アフロダイもダイアナンもビューナスも、乗って戦ってもいいのは、ロボットと操縦者との絆というものを心でわかっている人だけ。マリンスペイザーに乗っていたひかるさんじゃ駄目なんです。
なので、この作品は私には読めません。どんなに楽しく、作品としての出来が良かったとしても、私には決してページを開くことが出来ないマンガです。