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mio
ケインの話7話目。ここで一旦小休止。
とんでもない所で中断しちゃってすみません💦

--Uが終わったそのあとで おまけ--
『君が笑ってくれるなら』(7)

 記憶が戻るということは、過去の自分と向き合うことでもあった。
 研究所に戻ったケインは、蘇った記憶を洗いざらいマリアとデューク王子、そして自分を助けてくれた地球の人達に打ち明けた。
 自分が、王家に忠誠を誓うフリード武官の家に生まれた人間だということ。
 あの日はシリウスと会う約束をしていて、王都の待ち合わせ場所に向かう途中だったこと。
 フリード王の警護にあたっていた父とも、王妃に招かれて王宮に上がっていた母とも連絡が取れず、二人とも恐らく亡くなったのだろうということ。
 王都を逃げまどっていた時に、混乱の中、姉のナイーダと離れ離れになったシリウスと出会い、彼の両親とも合流出来て共に地方に潜伏していたこと。
 シリウスが生きていると語った時の、デュークとマリアの表情の劇的な変化にケインは驚いた。やはり情報は2人のもとに正しく伝わってはいない。
 せめて自分の知る限りのことを伝えなければとケインは話し続ける。
 デュークが王と王妃を殺したという話を信じている者は多くないこと。ただ、直後の王都破壊のため、生き残った貴族も民衆も何を信じていいのかわからないまま、ベガ星の介入を許し、現在フリード星はベガに掌握されていること。バロン公爵やベガの手を逃れた者たちは現状を打破するために動いていること。
 マリアが捕らえられるという情報を得て、救出のために修道院に向かったら、マリアは自力で脱出し、シリウスと二人、遠ざかる円盤獣マリマリを見送ったと話した時には、マリアからシスターたちの安否を尋ねられた。
 いかにベガとはいえ、シスターたちには手出ししなかったことを伝えると、マリアは心底ほっとしたようだった。
 それから間もなく、ナイーダが地球にいるデュークに殺されたという噂が流れ、バロン公爵やシリウスの反対を押し切り、内部情報を探るためベガ軍に志願したこと。
 デュークの両親殺しと王都破壊、またグレンダイザーでの逃亡の情報を、ベガが印象操作をした上で作為的に周辺各星に流したことにより、フリード星は他星から忌避され軽蔑の対象にもなっていること。フリードの名誉を回復するためにベガ軍に志願するフリード星人は多く、ケインもまた変装し身分を隠し、ベガ軍に紛れ込んで情報を探るつもりだったこと。
 しかしベガの方が上手で、ケインの正体は暴かれてしまった。ケインが見習いながらもスターカーの騎士であり、グレンダイザーに搭乗できることはベガの上層部に知られていたのだ。
 スターカーの騎士はフリード王宮襲撃の際、カサドによってほぼ全滅させられていた。たとえグレンダイザーを奪っても操縦できる者がいなければ使いようがない。ベガはカサド以外にもグレンダイザーに搭乗出来る者を探していた。ケインはまんまとそこに飛び込んでしまったのだ。
 そしてケインはベガにより洗脳された。フリード星人だという過去を忘れさせられ、ベガ星の命令は絶対だという価値観を刷り込まれ、疑問を持つことも許されない人形のような兵士にさせられた。
 それからのことは思い出したことを後悔したくなることばかりだった。
 ベガの発表に疑問を持った、フリードと親交の深い星を攻撃し大勢の民を殺した。ベガに潜入し捕らわれたフリード星人を虐待させられたこともある。
 手が震えた。記憶を失っていた時とは違う。ケインははっきりとそのことを覚えていた。炎に包まれた町。逃げまどう人々を容赦なく攻撃した自分。ミサイルの発射ボタンをためらうことなく押したあの時の指の感触までもがまざまざと思い出される。
 そしてまた、ベガを探るために潜入した同胞に鞭をふるい、何の感慨を抱くこともなく彼らの命すら奪った自分。あの時の彼らの目。ケインをそれと認識して一度は輝いた目は、すぐに昏く伏せられた。諦めきったあの時の目は決してケインを責めていなかった。ケインがケインでなくなっていることに、彼らは気がついていたのだろう。
 手が震える。震えが止まらない。
 ケインは彼らを情け容赦なくいたぶり、そのうちの何人かは死に追いやった。
 ケインのこの手が彼らの命を奪った。
 脳裏に蘇る顔、顔、顔。
 その中にはケインに優しくしてくれた父の友人の顔もあった。
 いつも笑顔で声を掛けてくれた王宮の兵士の顔もあった。
 手の震えは止まらない。
 思い出したくない。けれど思い出さなくてはいけない。ケインは彼らの命に対する責任がある。
 たとえあの時のケインがベガに操られていたのだとしても、命を奪った事実は変わらない。
 だから。
「……もういいっっ!!もう何も言わなくていいからっっ!!」
「………っっ!」
 自分の震える手を誰かが握ってくれたことに気づいて視線を向けると、そこには涙を流しながらケインの手を握りしめるマリアの顔があった。
「……駄目だ! 僕の手は汚れてる…から…っっ!」
 あの頃とは違うのだ。たとえ自分の意思ではなかったとはいえ、血で汚れてしまった自分の手。こんな手ではもうマリアに触れられない。マリアに触れてもらう資格はない。
 ケインはマリアから自分の手を奪うように引き抜いた。マリアの手があっさりと離れていく。しかし。
「………!!」
 次の瞬間、ケインはマリアに強く抱き締められていた。
「ケインの手は汚れてなんかない。泣いてる私の頭を撫でてくれた時とおんなじ、優しい手だよ」
 ケインを抱き締めるマリアの腕も小さく震えている。
「だから……だから、そんなこと言わないで……」
 行き場をなくしていたケインの手が、宙をさまようように揺れる。
 その手を取ってマリアの背中に回してくれたのは誰だったか。
「………僕は………」
 その後は言葉が続かなかった。いつの間にかケインの目からは涙が流れ落ちていた。嗚咽を漏らすその背中をマリアの手が優しく撫でる。
 言葉もなくただただ涙を流し続けるケイン。
 いつしか室内には誰もいなくなり、夕日に染まった空に星が瞬くまで、マリアはただ無言でケインを抱きしめてくれていた。
たたむ

mio
53周年の絵、いつもと違うやり方でXに上げてみた。
絵自体はサーバーにあるんだけど、Xからも見られる感じになってる…はず。
最近覚えたんです、これ。
こういう、プログラムってほどじゃないけどWEBの小技みたいのをいじってるのがすごく楽しい。

mio
マジンガーZ放送開始53周年おめでとう!な絵を描いている。
去年は52年で52話使ったけど、今年もちょっとしたネタになってます。
今日はもう疲れたので続きは明日描く。
3日に間に合いますよーに!!

それと、昔の冬の本の話が、クリスマス話だったことを思い出したので、
23日か24日にはアップします。

あ、ケインもぼちぼち進んでます。
今月中は無理だけど、今年中(笑)には終われると思う。

mio
このままでは11月は何一つ更新せずに終わっちゃうぞ。
なんかちょっとでも更新したいんだけどなぁ💦

mio
鉄也とジュンちゃん描いてる。
ハロウィンまでに間に合うかなぁ。
下描きの方が出来がいいんじゃないかと思うので、下描きを上げておきます。


こんなの。↓

20251026120459-admin.jpgたたむ

mio
PCの中見てたら、青空に上げた絵が2枚あったので、こっちにも上げておく。
真正面顔って苦手。多分変なんだけど、どーしても直せなかったのでそのままで…💦

mio
私の頭の中で、今日は、色々終わってUクとマリアちゃんがフリード星に帰るシーンが展開されてました。マリアちゃんはさやかさんとヒカルさんに抱きついて号泣。普通の顔しようとしても鼻が赤くなっちゃってるヒカルさんと、あっさり泣いてマリアちゃんの頭をぐしゃぐしゃしちゃうさやかさん。
「断罪されに帰る」というUクに、「生きて償え」と言う甲児くんは旅立ち前夜のお話として。
旧作のごとく地球にやってきたケインが無事に生き延びて先にフリード星に戻ってたりするので、王と王妃を殺したのはカサドとベガ軍だということは周知されてて、そこまでひどいことにはならない予定。同様にモルスもやって来て帰っていってるので、フリード星以外にも正しい情報は伝わってます。
とはいえ、Uクは王位は継がない。そもそも向いてないし。マリアちゃんが女王になるかどうかは彼女の気持ち次第。
…みたいな感じで考えるのは楽しかったです。
あと、グレンダイザー誕生秘話とかも考えてた。

mio
下の続きー。
ヒカルさんの「私と結婚して」も片付ける予定。男神女神までは…行くかなぁ。
あと、どうせ捏造するなら、ケインやモルスも生きてることにして名前だけ出したい。ミネオはちょっと無理かな💦
そんなのないない、解釈が浅い、曲解しすぎ…って言われたっていいんだー!自分の気持ちを整理するためだけに書くんだから!

mio
Xとblueskyに載せたらくがきをアップしました。
SNSにあげたのは解像度の低いのだったけど、これはフツーのやつ。
こっちにアップするにあたって、色つけようかと思ったんですが、このままの方がいい感じだったのでそのまんまで。

こういう表情の絵は腐ってた頃に描いてたので慣れてたりします。
でも、顔しか描けないの。へたっぴなので。
そもそもギャラリーに並べた絵も、全部同じ向きの顔ばっかりですみませんです💦

mio
12話

もうどうでもいいやー的な投げやりな感じで見始めて、マリアちゃんとさやかさんと甲児くんのやり取りに少しほっこりし、パイルダーのあの角みたいなデザインに眉を顰め、戦闘シーンでちょっと盛り上がって、あとはもう遠い目をして見終えました。
疑問。行きはいいけどさー、帰りはどうやってスペイザー3機とXが合体するんだろうか。ひかるさんスペイザー操縦出来るなら、最初から乗れば良かったのでは?
そういえば、女性陣3人、号令掛けるのはさやかさんなのね。戦闘経験考えればそうかー。
途中Uーくが花畑を走り回るかと思ったけど、さすがにそれはやらなかったのね。

そんなこんなで次回最終回なのかな?
二期はありませんように。
たたむ

mio
見たよ…。

U11話、なんかもう、怒る気にもなれないショーゲキ展開。
せっかくXくんが出たのに全く活躍せず。そもそも今回戦ってないよね?
デュークとルビーナとテロンナでこういうドラマにしたいなら、最初からその路線で進めればいいのに、中途半端にあっちこっちつまみ食いしてるから話がとっ散らかっちゃったって感じ。
もう、デュークとテロンナが男神と女神でいいよ。なんかの扉を開くんだかなんだか勝手にしちゃってくれ。
フリード星の皆さまも気の毒だよなー。王子様がこれじゃあ。王様王妃様も浮かばれないよ…。マリアちゃん、ちゃんと学んでいい女王さまになってね。
でも、良かったこともあった。弓先生が生きてる!これだけ!

Uのおかげで、私、自分で思ってた以上にグレンが好きだったんだと気が付きました。びっくり。
色々思うところのあるキャラではあるけど、大介さんが気の毒だわ、あれじゃあ💧
たたむ

mio
U。もう捨てようかな。

Xってなんなのよ、Xって!前回の予告見た時、嫌な予感はしたけれども、まさかそんなにベタなバカな真似はすまいと思ってたんだけど、やりやがったわね。
東映版Zに青いガードスーツの甲児くんが乗るのは嫌だったけど、Xならいいや…というのが、今回ミクロな良かったこと。
そんで、弓先生殺すな! さやかさんが見たの、弓先生からの最後のメッセージっぽいよね。

あの姉妹はやっぱり三角関係なわけだし。友情じゃないよねと思ってはいたけど。そして来週、デュークかルビーな庇って死んじゃうのかー。
カサドはあれだけ描いておいて結局こんな最期にするし。彼はテロンナが好きだったわけ?
人間ドラマじゃなくて、ありがちかつ下手くそな三文芝居見せられてる気分。たたむ

mio
U9話、甲児くんは、Z以外に乗っちゃいけない呪いにでもかかってるのだろうか。それともWスペイザーは搭乗者として一人しか許可してないのか。甲児くんなら、自分がまず飛び出して行くと思うんだよ。
なんか、段々、見続けるのも面倒になって参りました。最後まで見るけどさ。
あ、今回良かったのはブラッキー。手縫いのマント作ってもらえるほど、奥様に愛されてるのね、素敵✨️

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