Diary

No.103, No.102, No.101, No.100, No.99, No.98, No.977件]

mio
そーいえば、大昔に作った本に載せた文章もここにアップしようかなと思ってPCの中を探したら見つかったんだけど、若干時期はずれだったのでしばらく待つ方向で。
思いっきり夏の話なんですよね💦

カテゴリに「駄文」ってのを加えました。小説未満だったりこの先書きたいネタだったりはこのカテゴリつけていきます。

雑記

mio
ちょっと下に書いた、気恥ずかしい文章、手直ししても結局気恥ずかしいままだったけど、せっかくなのでここに貼り付けます。
もしも勇気が出たら、表にちゃんとアップする…かもしれません。
あるいは削除しちゃうかも??



『5分前』


 だから多分そうなんじゃないかと思ったのだ。
 滅多に食べられないようなご馳走とか、ふと見上げた空に浮かんでいた虹とか、通りすがりに耳に入ったストリートミュージシャンの澄んだ歌声だとか。
 そんなこんなに出会ったとき。
 一緒に食べて、見て、聴いて、楽しんで、語り合える誰かが今ここにいればいいのにと思うとき、いつも同じ顔が浮かぶのは。

 珍しく風邪なんか引いて、否応なくベッドに縛り付けられて。
 そんな時に「バカは風邪ひかないってウソだったのね」なんて悪態をつかれてでもそばにいてほしいと思うのは、やはり同じ顔だったりして。
  
 だから多分そうなんだろう。

 そう思ったらもう覚悟するしかなかった。
 あの顔が俺じゃない誰かを見つめて、俺じゃない誰かに見つめられて、幸せそうに笑いあうなんて姿を想像するだけでキレそうになる。
 そんなの独占欲としか言えないだろう。
 その独占欲が何によって生まれるかなんてことはもう一目瞭然で。

 だから俺は覚悟した。 

 もうすぐあいつがやってくる。
 今から俺が言う言葉に、あいつはどんな反応をするのか。
 驚いて、照れて、ツンとして。泣き顔が見られるなんて思うほど、俺はあいつに夢を見ちゃいないけど。
 もしも万が一あいつが涙を見せたりしたら、俺は、俺が泣かせたあいつの顔を、きっと一生忘れないだろう。

 あいつの姿が目に入る。
 俺は自分の心臓をなだめるため、一つ大きく深呼吸をした。
 テーブルの下に隠した、給料の3か月分をぎゅっと握りしめながら。


 end
   たたむ

駄文

mio
GWなのに明日も明後日も仕事だよ。ふふふふふ…

雑記

mio
昨日スマホの中のファイルを整理してたら、心底気恥ずかしいポエムのよーな文章が出てきた。何考えてたんだ、この時の自分!? 多分、何か読んでそれに影響されたんだろうなぁ💦
甲児くんの独白なんだけども、ちょっといじってマシな感じに出来たらこっそりここに上げておこうと思いました。読んでも笑わないでください💦

雑記

mio
久しぶりに何の予定もない休日なので、サイトのファイルをチェックしてたら、検索避け入れ忘れてるのがあって慌てて貼り付け。
昔のHPの時から、トップページ以外には必ず検索よけタグを入れるようにしております。
なんでかっていうと、世の中には大介×甲児や、甲児×マリアって方もいらっしゃるので、そういう方が個人名で検索かけたとき、個々の小説にヒットしないように…です。競合カップリングの方が誤って読んで、不快な気持ちになられると申し訳ないので。
トップページだったら説明文があるから、そこ経由して小説読んでどんな気持ちになられようと、そこは自己責任なので勘弁していただきたいです。
あとまぁ、海外の方を警戒してたのもあるかな。当時、勝手に画像を持っていかれてたので。
ホントはどこまで効果あるかわかんないんですけどね、検索避け。しかし、昔のHP当時と比べてタグが増えててびっくりしました。避けなきゃいけないものが増えたんだなぁ💦

雑記

mio
Uその後、一応ちょっとだけめどがたってきた。
このシリーズに関しては、説明文と独白とせいぜい二人の会話だけで構成してるから小説とは言えない感じなんだよね。
でもまぁいいや! やりたかったことは自分を納得させることだけなんで。
5月中に形になるといいなぁ。

更新予定

mio
その昔「ダイナミックヒーローズ」ってのがありまして。
クリックマンガの1枚目は買った私ですが、個人的に好きじゃなかったのでその後はスルーしまして(成り行きとつきあいで2枚目は買った)、もうそっちには近づかずにおこうと思ってたのに、HPに来られた方から結末を聞きまして。
で、なんだかなーと思ってその後の話を書いたんでした。
実際に読んだわけじゃないし、内容もアレだし、あんまり人様に見せるものじゃないなと思い、昔のHPでも期間限定で公開してたんだけど、たまたま昨日PCの中で見つけたんです。
うん十年ぶりに自分で読んだら、まぁこれもアリかなと思ったけど、やっぱり表には出せないのでここにこっそり上げておきます。
気を悪くされた方がいらしたらごめんなさい。



ダイナミックヒーローズ本編後(だと思う)

 グレンダイザーを見送って、甲児とさやかは光子力研究所に戻ってきていた。
 不安定な状態でさやかが乗っていることも考え、甲児はことさら慎重にパイルダーを格納庫に着陸させる。
「無事に着いたぞ、さやかさん。どこかぶつけなかったか?」
 自分が先に外に出て、甲児はまだパイルダーの中にいるさやかに話しかけた。
「怪我したら甲児くんから治療費ふんだくろうと思ってたのに、残念ながら無事だったわ」
「なんだよ、それ」
「あたしはいいって言ってんのに、グレンダイザーを見送ろうなんて言って、無理やりあたしをZに乗せたのは甲児くんでしょ」
「いいじゃねーか、当分大介さんとマリアちゃんには会えないんだぞ?」
「………………」
 さやかとしては、大介はともかくマリアとは当分会えなくても問題はないと言いたいところだったが、それを言うのも大人気ないので黙ってしまう。
 甲児もさやかの考えていることを察したのだろう、微妙な空気を残したまま何も言わず、手だけをさやかに差し出した。
 甲児の差し出した手につかまって、さやかもパイルダーを降りる。二人して格納庫に降り立ったところで、さやかがふいに甲児の名を呼んだ。
「甲児くん」
「……な…んっ……!?」
 さやかが手を差し伸べて、甲児の頬に唇を押し付けた。そう、ちょうどさっきマリアがしたように……だ。
 しかし、甲児の反応はさっきとは大きく違っていた。
「な…っ、なにしやがんだっっ!!」
 甲児はおおげさなぐらいに驚いてさやかから飛びのくと、すぐにでも迎撃できるよう身構える。
 さやかの眉がつりあがった。
「なによ、その態度はっっ!!」
「さやかさんがガラにもねぇことするからだろっっ!!」
「………彼女からキスされたときには、頬赤らめてぼーっとなってたのに、あたしだとそんな風なんだぁ~~?」
 甲児の顔はとてもじゃないが照れているというようなものではない。今はむしろ怒っていると言った方が近いぐらいだ。ちょっとだけ…ほんのちょっとだけ、自分が彼女と同じことをしたら甲児はどうするだろうと思っただけだった。さやかとしても、迂闊にガラにもないことをしてしまったという自覚があるのに、甲児にそんな態度を取られたのでは、恥ずかしさも手伝って無性に腹が立ってくる。
「当たり前だろっ!! さやかさんなんだからっ!! 馬鹿なこと言ってんじゃねーよっっ!!」
「馬鹿なこと言ってて悪かったわねっっ!!」
「悪いに決まってっだろっっ!!」
 怒鳴った後で、甲児は一つため息をついた。
 今回、突然戦闘に巻き込まれた自分を心配して、さやかが随分とストレスを溜めこんでいることはわかっていた。しかもその上マリアの存在だ。別れ際のマリアの行為は、多分、そういう意味なんだろう。さすがの甲児もあの時やっとそのことに気がついたのだが、さやかはそれ以前に気づいていたに違いない。
 だからこそ甲児は、渋るさやかを無理やりZに同乗させて、二人を見送りに行ったのだ。あれは、甲児なりの意思表示だったのだが、鈍いさやかはそのことにまったく気づかなかったばかりか、甲児のことをとことん信用していないらしい。
 まったくもって、ムカつきもするし、ため息だってつこうというものだ。
「……なによっっ!!」
 甲児が黙ってしまったので、さやかの方はトーンが下がってしまう。声に少し不安がにじんでいた。
「あのな……」
 極力おのれにとって照れくさくない言い方でさやかを納得させようと思った甲児だったが、さやかの顔を見てなまじっかなことを言ったのでは効き目はないと悟った。自分もかなり鈍い方だという自覚があるが、さやかもそれに輪をかけて鈍いからだ。
 こうなったら仕方がない。
「さやかさん」
「……なに? ………っ!!?」
 たまには自分もガラにないことをしてもいいかもしれない。そう覚悟して甲児は行動に及んだ。さやかがどんな反応をするのかということにも少し興味はあったことだし。
 甲児もまた、マリアと同じことをしたのだった。そう、つまり、さやかの頬にキスをしたのだ。
「な…っ、なにすんのよっっ!!」
 さやかはおおげさなぐらいに驚いて飛びのくと、甲児に対して身構える。それは、先ほどの甲児とほとんど同じ反応だった。甲児と違うのは、飛びのく寸前、平手までお見舞いしてくれたということだ。
「いってえ~~~」
 毛を逆立てた猫さながらの状態で甲児を睨むさやかに、頬を押さえた甲児が言った。
「……ほーらみろ、さやかさんだって同じじゃんか」
「……………………………………………ほんとだ…」
 さやかの逆立っていた毛が元通りになる。一気に脱力したらしいのが見ている甲児にもよくわかった。
「………………な?」
 何だか得意げな顔をしている甲児を見上げてさやかは考えた。
 もし、これが甲児でなかったらどうしただろう。多分これほど感情のままには反応しなかったに違いない。嫌っている相手だったらともかく、それなりに親しい相手だったなら、こんな態度を取っては失礼だし、場合によっては傷つけてしまうかもしれない。
 甲児を見上げていたさやかが徐々に睨むような顔になる。
「……な…なんだよっっ!!」
 これで納得してくれるだろうと思った甲児は、さやかから睨まれて少々焦り出す。
「あのね、甲児くん……」
 更に言い募ろうとしたさやかだったが、そこで言葉を止めた。結局なにを言っても自分達のつきあい方は変わらないのだし、幾度喧嘩を繰り返そうと甲児のことを嫌いになることはない。それは多分甲児の方も同じだと、今のさやかにはわかってもいる。
 ただ、ちょっとだけ、甲児はずるいとさやかは思ってしまうのだ。核心に触れることは何にも言われていないのにあっさり納得させられる自分が情けないと思ったりもする。
「さーて、弓先生に挨拶してくっかなー」
 難しい顔をしているさやかを残して、甲児は格納庫の入り口へと向かった。
 さやかから十分距離を置いたところで、急に足を止めて振り返る。
「俺さぁ、さやかさんには、“される”より“したい”んだよねー。それに、ほっぺより唇のが嬉しいしぃー」
「…………………………っっっ!!」
 それだけ言うと、甲児は走り出した。背後から大声でさやかが叫ぶ声がする。
「なに恥ずかしいこと言ってんのよ、馬鹿っっ!!」
 怒鳴りながらも、さやかの顔は真っ赤に染まっていた。そしてまた、甲児の方も自分の台詞に照れて赤くなっていたのだった。


おわり



マリアちゃんをダシにしたような形になっちゃったので、表には出せないのでした。
最終回のことを聞いてこんな話書いた私が言うことでもないけど、二人がこんなことやってる頃、あっちでは…とか思うとちょっと…ねー💦
やっぱり、ℤとグレンは混ぜたらダメだと思うの。悲しい思いをする人も出てくるんだから。
これ、ある程度の日数が経ったら削除します。
たたむ

雑記,駄文

Powered by てがろぐ Ver 4.5.0.