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2025.04.11 雑記
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もしも勇気が出たら、表にちゃんとアップする…かもしれません。
あるいは削除しちゃうかも??
『5分前』
だから多分そうなんじゃないかと思ったのだ。
滅多に食べられないようなご馳走とか、ふと見上げた空に浮かんでいた虹とか、通りすがりに耳に入ったストリートミュージシャンの澄んだ歌声だとか。
そんなこんなに出会ったとき。
一緒に食べて、見て、聴いて、楽しんで、語り合える誰かが今ここにいればいいのにと思うとき、いつも同じ顔が浮かぶのは。
珍しく風邪なんか引いて、否応なくベッドに縛り付けられて。
そんな時に「バカは風邪ひかないってウソだったのね」なんて悪態をつかれてでもそばにいてほしいと思うのは、やはり同じ顔だったりして。
だから多分そうなんだろう。
そう思ったらもう覚悟するしかなかった。
あの顔が俺じゃない誰かを見つめて、俺じゃない誰かに見つめられて、幸せそうに笑いあうなんて姿を想像するだけでキレそうになる。
そんなの独占欲としか言えないだろう。
その独占欲が何によって生まれるかなんてことはもう一目瞭然で。
だから俺は覚悟した。
もうすぐあいつがやってくる。
今から俺が言う言葉に、あいつはどんな反応をするのか。
驚いて、照れて、ツンとして。泣き顔が見られるなんて思うほど、俺はあいつに夢を見ちゃいないけど。
もしも万が一あいつが涙を見せたりしたら、俺は、俺が泣かせたあいつの顔を、きっと一生忘れないだろう。
あいつの姿が目に入る。
俺は自分の心臓をなだめるため、一つ大きく深呼吸をした。
テーブルの下に隠した、給料の3か月分をぎゅっと握りしめながら。
end
たたむ